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「フィッシング対策協議会」を装うフィッシング攻撃に注意

フィッシング攻撃に関する情報の収集や提供、注意喚起などの啓発活動を展開している「フィッシング対策協議会」を装うフィッシング攻撃が確認された。

同協議会によれば、「3Dセキュア」の導入などと称して、偽サイトへ誘導し、クレジットカード情報などをだまし取るフィッシング攻撃が確認されたもの。

「フィッシング対策協議会」を名乗り、大手銀行との提携によってリンクより簡単に登録ができるなどとだます内容で偽サイトへ誘導。クレジットカード情報を入力させようとしていた。

今回の攻撃は、クレジットカード利用者を標的としたものだが、メールにある一部文章は、加盟店向けの「3Dセキュア」に関する正規の解説文より盗用されていた。そのため「貴店サイトの信頼性が向上し、利用促進にも繋がります」との記載も見られる。

またフィッシングサイトのサブドメインを、同協議会のドメイン文字列とすることで、アクセスしたユーザーを信じ込ませようとしていた。

5月6日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/05/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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