Google、「Chrome 100」を公開 - 複数の脆弱性を解消
Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けに最新ブラウザ「Chrome 100.0.4896.60」をリリースした。
ゼロデイ脆弱性へ対処したセキュリティアップデート「Chrome 99.0.4844.84」を3月25日に公開したが、1週間を待たずにメージャーアップデートを実施。バージョンナンバーが3桁の大台に突入した。
ユーザーエージェントの文字列を変更したり、マルチスクリーンへの対応など機能強化を実施。セキュリティに関しては28件の修正を行ったとしており、CVEベースで20件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
「高(High)」とされる脆弱性は9件。解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」をはじめ、不適切な実装、型の取り違えといった脆弱性を修正している。そのほか、重要度が1段階低い「中(Medium)」の脆弱性10件や「低(Low)」とされる脆弱性1件に対処した。
今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-1125
CVE-2022-1127
CVE-2022-1128
CVE-2022-1129
CVE-2022-1130
CVE-2022-1131
CVE-2022-1132
CVE-2022-1133
CVE-2022-1134
CVE-2022-1135
CVE-2022-1136
CVE-2022-1137
CVE-2022-1138
CVE-2022-1139
CVE-2022-1141
CVE-2022-1142
CVE-2022-1143
CVE-2022-1144
CVE-2022-1145
CVE-2022-1146
(Security NEXT - 2022/03/30 )
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