フィッシング検知、年末年始や年度替わりに増加傾向
BBソフトサービスは、2021年に同社製品で累計約23万件のフィッシング攻撃を検知したことを明らかにした。年末年始や年度替わりに増加傾向が見られる。
2021年に同社製品でユーザーによって閲覧された累計約148億7000万件のURLについて調査を実施し、結果をまとめたもの。約0.2%にあたる3411万2000件が詐欺サイトで、「ワンクリック詐欺サイト」がもっとも多く、「偽物販サイト」「フィッシング詐欺サイト」「偽警告サイト」「改ざんサイト」と続いた。
このうち「フィッシング詐欺サイト」の累計検知数は23万2158件。1カ月あたり1.5万から2.5万件のレンジで推移した。4月が2万4376件で最多となったほか、1月、3月、5月、12月に2万件を超えており、年度替わりの時期や年末年始に検知数が増加する傾向が見られた。
カテゴリを見ると、「クレジットカード、ファイナンス関連」が41%ともっとも多く、「ECサイト(28%)」「携帯キャリア(12%)」「ウェブサービス(11%)」が続く。以下「銀行(3%)」「プロバイダ(2%)」など、ひと桁台以下となっている。
悪用されたブランドは、「三井住友カード」が29%で最多、「Amazon」が17%で次いで多かった。そのほか「au(8%)」「楽天(5%)」「メルカリ(3%)」「ETC利用照会サービス(3%)」が上位となっている。

フィッシング詐欺サイトの検知推移(グラフ:BBSS)
(Security NEXT - 2022/03/30 )
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