MS、独自の脆弱性修正含む「Microsoft Edge 99.0.1150.46」をリリース
マイクロソフトは、同社ブラウザの最新版「Microsoft Edge 99.0.1150.46」をリリースした。CVEベースで11件の脆弱性を修正している。
今回のアップデートは、「Chromium 99.0.4844.74」をベースとしたもので、「Chromium」にて修正された脆弱性10件にくわえて、追加の修正1件が含まれる。
「CVE-2022-26899」は、「Edge」にて独自に修正した権限昇格の脆弱性。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「6.3」、同社による重要度は「重要(Important)」とされている。脆弱性の悪用や公開は確認されていない。
また「Chromium」で修正された脆弱性のなかには、4段階の重要度においてもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2022-0971」なども含まれる。
今回公開された「Microsoft Edge 99.0.1150.46」で修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-0971
CVE-2022-0972
CVE-2022-0973
CVE-2022-0974
CVE-2022-0975
CVE-2022-0976
CVE-2022-0977
CVE-2022-0978
CVE-2022-0979
CVE-2022-0980
CVE-2022-26899
(Security NEXT - 2022/03/18 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開
「Android」に月例パッチ、脆弱性107件に対応 - 2件ですでに悪用も
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
マルウェア対策製品「Avast Antivirus」に権限昇格の脆弱性
