「Emotet」による「なりすましメール」、2020年ピークの5倍以上に
同センターは、自組織の関係者を名乗る「なりすましメール」が送信されていても、必ずしも「Emotet」に感染しているとは断定できないと指摘。
感染端末からは、過去に外部とやり取りしたメールの情報やアドレス帳などのデータなどが窃取され、悪用されるため、感染被害がないにも関わらず、組織をかたる「なりすましメール」が出回ってしまうケースも存在すると説明している。
同センターでは、感染の有無を確認できるプログラム「EmoCheck」を提供しており、送信されたなりすましメールの内容や状況を関係者間で確認し、感染の有無について調査するよう呼びかけている。
また感染拡大を受け、あらためて取引先をはじめ、関係者から送信されたように見えるメールであっても、安易に添付ファイルを実行したり、文中のURLをクリックをしないよう組織内で情報を共有し、警戒するようあらためて注意を喚起した。
あわせて国内メールサーバから「Emotet」を感染させるメールの配信も増加しているとし、自組織のメールサーバなどが悪用されていないか確認するよう求めている。
(Security NEXT - 2022/03/04 )
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