「Emotet」による「なりすましメール」、2020年ピークの5倍以上に
JPCERTコーディネーションセンターは、3月に入りマルウェア「Emotet」感染がさらに拡大しているとして注意喚起を行った。2020年ピーク時の5倍以上にのぼるという。
「Emotet」は、感染端末などから情報を窃取し、なりすましメールを送信することでさらに感染を拡大することで知られるマルウェア。
捜査当局の摘発を受けて2021年1月に活動が一時停止するものの、同年11月より活動を再開。2022年2月には、感染のピークを迎えた2020年に匹敵する流行が見られるとして同センターが注意喚起を行っていた。
その後さらに勢いが増しており、2022年3月に入ると「Emotet」へ感染し、メール送信に悪用される可能性のある「jpドメイン」を含んだメールアドレスが、2020年の感染ピーク時の約5倍へと急拡大しているという。
また3月3日には、メールの添付ファイル名をなりすました組織名としたり、署名を記載して正規のメールに見せかけようとする手口を確認。ウェブサイトから窃取した正規の情報よりメールの署名を偽造するなど、巧妙化が進んでいる。
(Security NEXT - 2022/03/04 )
ツイート
PR
関連記事
オンラインショップの購入申込者宛メールで誤送信 - 神奈川新聞
人材紹介サイトが改ざん、個人情報は別システムで管理 - AGSグループ
監督のインスタアカウントが乗っ取り被害 - 奈良クラブ
サーバがランサム被害、情報流出など影響を調査 - 保険事故調査会社
「Kubernetes」向けパッケージ管理ツール「Helm」に脆弱性
Appleの開発者向けアプリに情報漏洩の脆弱性 - 最新版で修正済み
【特別企画】使える「脅威インテリジェンス」とは - 単なる情報ソースで終わらせないために
先週注目された記事(2025年7月6日〜2025年7月12日)
イベント申込フォームで設定ミス、オーナー権限移行時に - 和洋女子大
高校で生徒の個人情報含む教務手帳が所在不明 - 東京都