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「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開

Broadcomは現地時間2025年9月29日、「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に関するセキュリティアドバイザリを公開し、脆弱性へ対処したことを明らかにした。

同社はアドバイザリを通じて外部より報告を受けた「VMware Aria Operations」に関する脆弱性「CVE-2025-41244」「CVE-2025-41245」や、Windows版の「VMware Tools」に確認された「CVE-2025-41246」について明らかにしたもの。

「CVE-2025-41244」は、「VMware Tools」がインストールされ、「Aria Operations」によって管理されている仮想マシンにおいて、ローカル環境より権限の昇格が可能となる脆弱性。「SDMP」が有効となっている場合に影響があり、仮想マシン上でroot権限を取得されるおそれがある。

一方「CVE-2025-41245」は、情報漏洩の脆弱性としており、ユーザーが他ユーザーの認証情報を入手することが可能だという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはそれぞれ「7.8」「4.9」、重要度を「重要(Important)」「中(Moderate)」とした。

(Security NEXT - 2025/09/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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