マルウェア減るもランサムウェアは前年から倍増
HTTPSにより暗号化した通信を用いてマルウェアを送信する攻撃は、前年比167%増となる1010万回を観測した。2018年から2020年までを合計した件数とほぼ同数だという。
8月にはじめて100万件の大台を突破。その後も増加が続き、年末には過去最高となる250万件を記録。今後の動向が注目される。
IoT機器を狙ったマルウェアの検知数は前年を6%上回り、過去最多となる6010万件だった。2019年が218%増、2020年が66%増と高い増加率を示してきたが、徐々に増加率は鈍化してきている。
また増加率には地域差が見られた。北米では前年比19%増となる一方、欧州では10%減。アジアでは顕著な増加が見られたという。
一方、2021年12月に確認された「Apache Log4j」の脆弱性を狙った攻撃は、2021年12月11日から1月31日までに1億4220万件を観測。実証コード(PoC)の公開から48時間足らずで数十万件の試行を観測。3日間で100万件超を記録したという。
(Security NEXT - 2022/02/24 )
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