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「JVN iPedia」、2021年4Q登録は4676件 - 前期比1.4倍に

2021年第4四半期に脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」へ登録された脆弱性情報は4676件だった。2020年第4四半期以降、4期連続で期ごとの登録件数が増加している。

「JVN iPedia」は脆弱性対策情報を収録するデータベース。2007年4月より公開されている。国内ソフトウェア開発者による公表情報、脆弱性情報ポータルサイト「JVN」、米国立標準技術研究所(NIST)が運用する脆弱性データベース「NVD」の公開情報などを収録している。

情報処理推進機構(IPA)によれば、同四半期に登録された脆弱性情報は4676件。前四半期の3202件から約1.4倍に増加した。1423件だった前年同期以降、4期連続で四半期ごとの登録件数が増加している。

登録された脆弱性の内訳を見ると「NVD」に掲載された情報が4313件で登録件数の約92.2%を占めた。「JVN」の掲載情報が358件、国内製品開発者による登録が5件となる。登録累計は全体で13万7702件。英語版では38件の追加を含めて累計2375件となった。

(Security NEXT - 2022/01/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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