F5がセキュリティアップデート - 脆弱性25件を修正
F5 Networksの「BIG-IP」や「NGINX Plus」に関する脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。
脆弱性によって影響を与える製品、モジュールなど異なるが、今回のアップデートを通じてあわせて25件の脆弱性に対処した。このうち23件は「BIG-IP」に関連する脆弱性。2件については「BIG-IQ」に影響がある。また「NGINX Plus」に関する脆弱性は3件だった。
今回の更新で重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。次に高い「高(High)」とされる脆弱性は15件だった。
「CVE-2022-23008」は「NGINX Controller API Management」に明らかとなった脆弱性。認証済みのユーザーが非公開のAPIを使用し、NGINXデータプレーンインスタンスにJavaScriptを挿入することが可能だという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.7」。
一方「CVE-2022-23009」は、「BIG-IQ」により管理されている「BIG-IP」の管理者が、同じ「BIG-IQ」管理下の他機器へアクセス可能となる認証バイパスの脆弱性。CVSS基本値は「8.0」と評価されている。
さらに「BIG-IP」に関する「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性や「サービス拒否」など13件に対応。いずれもCVSS基本値は「7.5」とレーティングされている。
このほか、「中(Medium)」とされる9件や「低(Low)」とされる1件に対処した。あわせてセキュリティ対策におけるバグ3件を修正している。
(Security NEXT - 2022/01/21 )
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