Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシング報告が過去最多、6万件超 - 2年前の約7.7倍に

20220106_ap_002.jpg
悪用されたブランド件数の推移(フィ対協の発表をもとに独自に作成)

悪用されたブランドは、前月より5件減少し77件だった。

内訳を見ると、クレジットや信販系が20件、ISPやホスティング事業者、メールサービス関連は10件、都市銀行やネット銀行など金融関連は6件だった。

「Amazon」をかたるフィッシングは、前月から1.1ポイント減少するも約27.4%で報告数全体においてもっとも多い。「メルカリ」「三井住友カード」「ETC利用照会サービス」「JCB」が続き、これら上位5ブランドで報告数全体の約74.0%を占めている。12件のブランドにおいて1000件以上の報告が寄せられており、全体の約88.4%にのぼる。

さらに2021年12月は、携帯電話キャリアをかたり、ショートメッセージサービス(SMS)でフィッシングサイトへ誘導する「スミッシング」の報告が、前月の3倍へと急増したという。スミッシングで悪用されたブランドを見ると携帯電話キャリアの「au」「NTTドコモ」や「Amazon」をかたるケースが目立った。

一方「なりすましメール」の状況を見ると、調査用メールアドレスにおける送信ドメイン認証技術「SPF」の認証で「hardfail」により検出できたものは約31.2%、「softfail」が約26.1%。「none」や設定ミスにより検出できないものは約12.3%にのぼる。また約17.4%については、「DMARC」を使用しないと検出できないものだった。

送信元IPアドレスの調査では、前月に引き続き中国の事業者からの大量配信が多く、約81.9%を占めている。日本国内から発信されたものは13.0%だった。

(Security NEXT - 2022/01/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、「Cisco SD-WAN」の脆弱性悪用で緊急対応を要請
「PHP」に複数の「クリティカル」脆弱性 - アップデートで解消
エレコム製ルーターなどに複数脆弱性 - 21モデルに影響
スマホ向け「Microsoft Authenticator」、トークン漏洩のおそれ
「Exchange Server」に脆弱性 - すでに悪用を確認、パッチは準備中
Linuxカーネルにローカル権限昇格の脆弱性「Fragnesia」
Hitachi Vantaraのデータ統合分析基盤「Pentaho」に深刻な脆弱性
「VMware Fusion」に権限昇格の脆弱性 - 修正版を公開
「Chrome」で脆弱性79件を修正 - 14件が「クリティカル」
「Cisco Catalyst SD-WAN」に脆弱性、悪用も - 証跡保全と侵害調査を