Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NVIDIA、一部製品に「Log4Shell」の脆弱性 - アップデートをリリース

NVIDIAは、ログ記録ライブラリ「Apache Log4j」に複数の脆弱性が判明したことを受け、同社一部製品に影響があることを明らかにした。

「Nsight Eclipse Edition」では、「バージョン11.0」以降で「CVE-2021-44228」「CVE-2021-45046」を修正。「CUDA Toolkit Visual Profiler」については2022年1月中旬にアップデートを提供する予定。

ネットワーク運用ツール「NVIDIA NetQ」についてはSaaSサービスにパッチを適用済みとしており、オンプレミスにはアップデート「同4.1.0」を用意した。

エンタープライズ向けAIインフラストラクチャの「NVIDIA DGXシステム」については、デフォルトで影響を受けないものの、ユーザーによって追加されているおそれがあるとして対応を求めている。

「vGPUソフトウェアライセンスサーバ」については、「同2021.07」「同2020.05 U1」のみ影響があり、「Apache Log4j」のjarファイルを置き換え、リスクを軽減するよう求めた。

一方、「GeForce Experienceクライアントソフトウェア」「GeForceNOWクライアントソフトウェア」「GPUディスプレイドライバ」「L4T Jetson Products」「SHIELD TV」のほか、「NetQ」を除くネットワーク機器については脆弱性の影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2021/12/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Spring Framework」「Spring Security」に認可回避の脆弱性
「NVIDIA Triton」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
最新OS「iOS/iPadOS 26」公開 - 旧OSではゼロデイ脆弱性を解消
Apple、「macOS Tahoe 26」で脆弱性77件を修正 - 旧OSも更新
ワークフロー管理ツール「Apache DolphinScheduler」に脆弱性
Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み