Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

東北工業大の関連サイトで改ざん被害 - ファイル内に難読化スクリプト

東北工業大学は、同大関連サイトが不正アクセスを受け、不正なスクリプトなどが設置されたことを明らかにした。改ざん期間中にウェブサイトを訪れた場合はマルウェアに感染していないか確認するよう呼びかけている。

同大によれば、ライフデザイン学部のウェブサイトに対し、コンテンツマネジメントシステム(CMS)の脆弱性を突く不正アクセスが行われたもの。意図しないプロセスが稼働していたほか、ファイルの改ざん、不正なファイルの設置などが行われたという。

詳細については調査中だが、改ざんされたファイルには閲覧者に影響を与えるおそれがある難読化されたスクリプトが含まれていた。同大では11月8日0時半ごろからサイトを閉鎖した同月30日19時ごろまでに同サイトを閲覧した場合は、マルウェアに感染していないか確認するよう呼びかけている。

同大では対策を講じたうえで、同サイトを12月10日11時半過ぎに再開した。同サイトには公開情報しか含まれておらず、個人情報の流出については否定している。

(Security NEXT - 2021/12/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

JAXAに不正アクセス - 攻撃起点はVPN、未知マルウェアも
髙野総合Gへのランサム攻撃 - 通信機器の設定ミスに起因か
デザイン建材通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
医療ユニフォームメーカーの通販サイトに不正アクセス - 個人情報が流出
輸入楽譜専門店の通販サイトに不正アクセス - クレカ情報など流出
従業員のメールアカウントに不正アクセス - 日経BP
クラウドストレージでデータ流出や消失被害 - ビルコム
転職支援サイトに不正アクセス - 海外サイトに会員情報
バイト情報サイトから登録者情報が流出 - 転得したとの人物から連絡も
不正アクセスで個人情報が流出、スパム送信も - アイザワ証券子会社