ランサム被害のスポーツクラブNAS、検証から情報流出なしと判断
スポーツクラブやエステサロンなどを展開するスポーツクラブNASにおいて、ランサムウェアの被害が発生した問題で、同社はランサムウェアの挙動を検証し、情報流出はなかったと結論づけた。
同社に対して外部から不正アクセスがあり、データセンターで運用するサーバ2台においてすべてのデータがランサムウェアにより暗号化されたもの。
サーバ内部には9店舗の顧客15万84人分の個人情報が保存されており、データを復号するツールを購入するよう要求する脅迫メッセージが残されていた。被害は4月に発生、6月に事態を公表するとともに調査を進めていた。
ランサムウェアに感染した経路は、ルータでもあるファイアウォール経由と見られている。メーカーについては言及を避けた。
当初同社は原因について、「暗号化された鍵を特定された」と述べていたが、サーバの「パスワード」のことを「暗号化された鍵」と表現していたと説明。その後詳しい調査を行ったが、侵入された原因については特定に至らなかったという。
(Security NEXT - 2021/12/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み