Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサム被害のスポーツクラブNAS、検証から情報流出なしと判断

6月の公表時点で同社では、外部事業者から情報の窃取を行わない「ランサムウェア」による攻撃との報告を受けていたが、情報流出の可能性について検証を実施。

サーバ内のデータをすべて削除し、外部流出しても問題ないテキストファイルを用いて検証したところ、ファイルは暗号化されたが、通信のモニタリングにおいてデータの外部送信は確認されず、外部事業者より今回の不正アクセスによる情報流出はないとの報告を受けたという。

ダークウェブに関しても、5月18日にくわえて6月17日にも調査を実施したが、データの流通は確認されていない。こうした状況を受け、同社では情報流出の可能性はないと結論づけた。

同社ではすでに「EDR」を導入しており、調査結果など踏まえてさらなるセキュリティ強化を進めていく。また従業員に対し、定期的に教育を実施していくとしている。

(Security NEXT - 2021/12/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
QNAP、アドバイザリ9件を公開 - 複数脆弱性を修正
アプリ生成「Lovable」に脆弱性 - 生成プロジェクトに影響
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
バックアップストレージ用ソフト「HPE StoreOnce」に複数脆弱性