Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ProjectWEB」を廃止、脆弱性の件数や詳細は明かさず - 富士通

また同社では「ProjectWEB」において、多要素認証が導入されておらず、不正アクセス防止対策が取られていなかったと説明。ログについてもプロジェクトごとに管理されており、一元管理が行われていなかった。

さらにプロジェクト情報が異なるプロジェクトのデータ領域に保存されていたり、終了したプロジェクトのデータが長期間保存されているなど、情報管理に不備があったことを認めた。

同社ではこれら問題を受け、再発防止に向けて運用管理の厳格化や社内確認の強化、運用状況のモニタリングなど体制の強化を図る。

新ツールには、日本マイクロソフトが提供する「SharePoint Online」「Teams」とBoxの「Box Enterprise」を採用。同社が設計、設定して運用していくという。

移行を決めた理由については、リモート開発が中心となり、顧客のニーズにタイムリーに対応するためとし、セキュアに情報を交換できるツールを採用したと述べた。

(Security NEXT - 2021/12/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ