Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VPN製品「SonicWall SMA 100シリーズ」に深刻な脆弱性 - WAF有効時も影響、早急に対応を

SonicWallのリモートアクセス製品「SonicWall SMA 100シリーズ」に深刻な脆弱性が複数含まれていることがわかった。悪用は確認されていないが、同社ではできる限り早急にパッチを適用するよう注意を呼びかけている。

リモートよりコードを実行されるおそれがあるバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2021-20038」「CVE-2021-20045」など、あわせて8件の脆弱性が明らかとなったもの。「SonicWall SMA 500v」「同410」「同400」「同210」「同200」が影響を受ける

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアを見ると、なかでも「CVE-2021-20038」が「9.8」、「CVE-2021-20045」が「9.4」と高い。

さらにバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2021-20043」が「8.8」、CPUリソースの枯渇「CVE-2021-20041」が「7.5」と続く。これ以外にもコマンドインジェクションの脆弱性などCVSS基本値が「7.2」の脆弱性2件が含まれる。

これら製品には「ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)」が提供されているが、有効化していた場合も、「CVE-2021-20038」「CVE-2021-20045」をはじめ大半の脆弱性の影響を受けるという。

(Security NEXT - 2021/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Druid」のCookie署名に脆弱性 - アップデートをリリース
Atlassian、2025年10月の更新で脆弱性39件を修正
MFA基盤管理製品「RSA AM」にセキュリティアップデート
「LogStare Collector」に複数の脆弱性 - 最新版へ更新を
「Apache Syncope」に脆弱性 - 内部DB構成でPW特定のおそれ