「住友生命」の契約者狙うフィッシング - 出金手続き行えるポータルを標的に
住友生命保険を装うフィッシング攻撃の報告を受けているとして、フィッシング対策協議会は注意喚起を行った。
同協議会によれば、「住友生命保険から重要なお知らせ」といった件名でフィッシングメールが送信されているもの。
メールでは、「セキュリティシステムを実施する」などと説明。「登録された個人情報を更新する必要がある」などとだまして偽サイトへ誘導していた。
誘導先となるフィッシングサイトは、契約内容の確認や契約者貸付、配当金、据置保険金などの出金機能なども提供している住友生命保険の「スミセイダイレクトサービス」を偽装していた。
顧客番号や証券番号、パスワード、暗証番号のほか、氏名や生年月日、金融機関の口座番号などを入力させようとしていた。
12月8日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似するフィッシングサイトが公開される可能性もあるとして注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/12/08 )
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