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個人情報流出の可能性示す痕跡を発見、最大対象件数を算出 - リニカル

医薬品の臨床開発支援を展開するリニカルが不正アクセスを受けた問題で、同社は個人情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。影響の範囲について調査を進めている。

同社では10月3日に本社やグループ台湾拠点のサーバで不正アクセスの形跡を把握。さらにEUのグループ拠点でも現地時間10月22日に不正アクセスを確認し、同社は事態を公表するとともに、外部事業者協力のもと調査を進めていたが、11月3日に日本や台湾のサーバより情報が流出した可能性を示す痕跡を発見したという。

サーバ内のデータを暗号化され、アクセスログも消去されており、調査は難航しているが、同社ではバックアップより復元した国内サーバをもとに影響の範囲を調べ、二次被害を防止するため、流出した可能性がある個人情報の最大件数を中間報告として取りまとめた。

採用応募者や人事情報、取引先関係者、株主名簿、機関投資家などの情報が流出したおそれがあるという。

具体的には、国内における採用応募者情報約1万4000件が流出した可能性があり、氏名、電話番号、生年月日、メールアドレスなどが含まれる。また障害者採用応募者の氏名や障害等級など約300件、従業員や退職者などの人事情報約1000件なども対象だという。

(Security NEXT - 2021/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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