Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脆弱な「GlobalProtect VPN」、国内で400台以上が稼働か - 悪用開始前に対応を

脆弱性を発見、報告したRandoriでは、技術情報の詳細を12月10日に公開すると予告。さらに攻撃者が脆弱性を特定すれば、公開前に悪用がはじまる可能性もある。

マクニカの瀬治山豊氏は、資格情報の窃取や設定値の変更が可能となる脆弱性は、いざ攻撃が開始されたあとに対応を行うとなると、単にパッチを適用するだけでは済まなくなると影響の大きさを指摘。

具体的には、攻撃を受けた痕跡の確認、アカウント情報のリセット、ログイン履歴の調査、アプライアンスの改ざん、VPN接続先の侵害状況を確認しなければならなくなるなど、煩雑な作業が発生するとして、早めの対策を呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Firefox」に複数脆弱性、アップデート公開 - 「クリティカル」との評価も
Cisco製品のゼロデイ脆弱性、国内スパム対策サービスで不正アクセス被害
「PHP」に複数脆弱性 - 修正版「同8.5.1」など公開
WatchGuard製UTM「Firebox」のVPN脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性