Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

インド太平洋地域における制御システムのセキュリティ向上を支援 - 日米欧が連携

経済産業省と情報処理推進機構(IPA)は、米国およびEUと連携し、産業制御システムのセキュリティ向上や各国の連携強化に向けて、「インド太平洋地域向け日米EU産業制御システムサイバーセキュリティウィーク」を10月に開催した。

セキュリティはサプライチェーン全体で確保する必要があることから、インド太平洋地域における産業制御システムのセキュリティ向上を目的に、2018年より実施しているもの。プログラムを通じてインド太平洋地域と日米欧の関係強化を図る狙いもある。

4回目となる今回は10月25日から29日にかけてオンラインで実施。今回はじめてEUが主催者に加わり、重要インフラ事業者や政府のCSIRTでOTやIT分野に携わる担当者や、政府機関における政策担当者が参加した。

遠隔より模擬プラントを不正操作するハンズオン演習やリスクアセスメント、人材開発などセキュリティ関連のワークショップを開催。電力、プロセスオートメーション、政策および標準化、サプライチェーンリスクマネジメントについてのセミナーなども提供し、知見の共有を図った。

(Security NEXT - 2021/11/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年10月5日〜2025年10月11日)
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
日米欧豪など15カ国、SBOM活用に向け国際ガイダンスへ共同署名
日本シーサート協議会、年次カンファレンスイベントを12月に開催
夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを
まもなくGWの長期休暇 - セキュリティ対策の確認を
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
SMFGなど4社、合弁会社「SMBCサイバーフロント」設立
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
まもなく長期休暇、万全なセキュリティ対策で良い年越しを