Check Point製ブラウザセキュリティ製品のインストーラーにLPE脆弱性
Check Point Software Technologiesが提供する「Harmony Browse」「SandBlast Agent for Browsers」のWindows向けインストーラーに脆弱性が明らかとなった。
「同90.08.7405」より以前のバージョンにおいて、エンドポイントにおける管理者権限を取得できる権限昇格の脆弱性「CVE-2021-30359」が明らかとなったもの。
インストールの手順で管理者権限が用いられるが、インストーラーを用いた修復作業は通常のユーザー権限で実行することができ、特別に細工されたバイナリを特定のフォルダに配置することで、管理者権限によるコードの実行が可能となるという。
同社は重要度をもっとも低い「低(Low)」と評価している。一方、米国立標準技術研究所(NIST)による脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.8」とし、「高(High)」とレーティングした。
同社では管理者権限なしでの実行を許可しないよう修正したインストーラー「同90.08.7405」を公開。利用者に最新版を利用するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/11/02 )
ツイート
PR
関連記事
SAP、月例アドバイザリ31件を公開 - 「クリティカル」6件
米当局、「Citrix Bleed 2」の悪用に注意喚起
ビデオ会議のZoom、クライアントの複数脆弱性を解消
脆弱性4件を修正、「rsync」の深刻な脆弱性も解消 - GitLab
「PAN-OS」「GlobalProtect App」など複数製品の脆弱性を解消 - Palo Alto
「EPM」や「EPMM」などIvanti複数製品に脆弱性 - 悪用は未確認
Adobe製フォーム作成管理ツールに悪用リスク高い脆弱性
「Adobe ColdFusion」に深刻な脆弱性 - 緊急アップデートを
MS、7月の月例セキュリティパッチを公開 - 前月の約2倍
「Citrix CVAD」「Citrix DaaS」に脆弱性 - 「VDA」の更新呼びかけ