Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「macOS」にアップデート - ゼロデイ脆弱性にも対応

Appleは、「macOS Monterey 12.0.1」をはじめ、現地時間10月25日に公開したMac向けアップデートにおける脆弱性の修正内容について明らかにした。ゼロデイ脆弱性の修正も含まれる。

「macOS Monterey 12.0.1」では40件の脆弱性を修正。また「macOS Big Sur 11.6.1」で24件の脆弱性に対処。「Security Update 2021-007 Catalina」では21件の脆弱性を解消している。

カーネルをはじめ、ソフトウェアアップデート、AppleScript、音声や画像の処理などの脆弱性に対応した。各アップデートで多くが重複しており、これらアップデートを通じて修正されたユニークな脆弱性は41件となっている。

また「macOS Monterey 12.0.1」や「macOS Big Sur 11.6.1」では、すでに悪用が確認されている「IOMobileFrameBuffer」の脆弱性「CVE-2021-30883」に対応した。悪用されるとアプリよりカーネルの権限でコードを実行されるおそれがある。

10月前半に公開された「iOS 15.0.2」「iPadOS 15.0.2」や、10月後半にリリースされた「iOS 14.8.1」「iPadOS 14.8.1」においても同脆弱性の修正が実施されている。

今回ののアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-30813
CVE-2021-30821
CVE-2021-30823
CVE-2021-30824
CVE-2021-30833
CVE-2021-30834
CVE-2021-30861
CVE-2021-30864
CVE-2021-30868
CVE-2021-30873
CVE-2021-30876
CVE-2021-30877
CVE-2021-30879
CVE-2021-30880
CVE-2021-30881
CVE-2021-30883
CVE-2021-30886
CVE-2021-30887
CVE-2021-30888
CVE-2021-30889
CVE-2021-30890
CVE-2021-30892
CVE-2021-30895
CVE-2021-30896
CVE-2021-30899
CVE-2021-30901
CVE-2021-30903
CVE-2021-30905
CVE-2021-30906
CVE-2021-30907
CVE-2021-30908
CVE-2021-30909
CVE-2021-30910
CVE-2021-30911
CVE-2021-30912
CVE-2021-30913
CVE-2021-30915
CVE-2021-30916
CVE-2021-30917
CVE-2021-30919
CVE-2021-30920

(Security NEXT - 2021/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み