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スズキ海外子会社にサイバー攻撃、工場が一時操業停止

スズキのインドネシア子会社「Suzuki Indomobil Motor(SIM)」にサイバー攻撃があり、一時生産システムが停止したことがわかった。すでに稼働は再開しているという。

同社によると、現地時間10月15日に同社ネットワークがサイバー攻撃を受けたもの。同日夜に生産システムが停止したことから被害に気がついた。現地顧客情報が保存されていたサーバに対しても第三者によるアクセスがあったという。

サイバー攻撃の影響により、同社四輪工場の一部では一時稼働を見合わせたが、21日に再開した。週末や現地祝日の20日を挟んでおり、営業日として操業できなかったのは18日および19日の2日間のみとしている。

同社では、現地政府当局に事態を報告。25日の段階で顧客情報の流出は確認されていないが、引き続き詳細について調査を進めている。原因については、本誌取材に対して「セキュリティ上、回答を差し控える」としてコメントを避けた。

またサイバー攻撃の影響を受けたのは「Suzuki Indomobil Motor」のみとしており、他国で展開する同社関連拠点や国内への影響については否定している。

(Security NEXT - 2021/10/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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