「サブスク」のトラブル相談、毎月約500件 - 「登録メアドがわからない」「解約し忘れ」
定額料金を支払って商品やサービスを一定期間利用する「サブスクリプション」契約のサービスが増えているが、トラブルに関する相談が寄せられているとして国民生活センターが注意喚起を行った。
「サブスク」で提供されるサービスは、ソフトウェアやSaaSをはじめ、コンテンツ配信、レンタル、学習教材、専門家への相談、外食など、あらゆるサービスに広がりを見せている。契約内容を正しく認識しないまま契約し、請求時にトラブルへ発展するケースも少なくなく、同センターには「サブスク」に関する相談が2021年度以降、毎月500件程度寄せられているという。
具体的には、メーカーの公式サイトと誤認して有料質問サイトに契約してしまったケースや、登録したメールアドレスがわからなくなり解約できなくなるケース、退会したつもりが継続して課金されていた、といった相談が目立つという。
またこうしたサービスの多くは、「無料トライアル期間」を設けているが、期間終了後は有料プランに自動で移行して料金が発生するしくみで、解約手続きを忘れると、利用の有無に関わらず継続的に料金が発生する。
同センターでは、「無料トライアル」をきっかけに申し込む場合など、契約条件をよく確認するよう注意を喚起。事前に契約する事業者名、サービス内容はもちろん、解約方法などを確認しておくことや、解約する場合に備えて申し込み時の登録情報を保存しておくこと呼びかけている。
また利用していないサービスの料金が発生していないか、クレジットカードの明細を毎月確認することなども注意するポイントとして紹介している。
(Security NEXT - 2021/10/28 )
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