サイバー攻撃でデータ流出、暗号化被害など確認されず - クラレ
化学メーカー大手のクラレは、サーバがサイバー攻撃に遭い、データが外部に流出したことを明らかにした。障害などは発生しておらず、事業継続などへの影響も出ていないという。
同社によれば、同社が運用するサーバより、データが外部に転送された痕跡を10月1日に確認したもの。原因や影響の範囲など詳細について外部事業者協力のもと調査を進めている。
サイバー攻撃にともなうシステムの障害や暗号化といった被害は10月19日の段階で確認されておらず、脅迫なども受けていないという。攻撃を受けた日時や被害が判明した経緯、流出した可能性がある具体的なデータの内容などは「調査中」としてコメントを避けた。
調査のために一部サーバを停止しているが、事業継続に目立った影響は出ていない。同社では所管官庁へ事態を報告するとともに、警察に被害を相談している。
(Security NEXT - 2021/10/20 )
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