Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google、「Chrome 94.0.4606.81」を公開 - 脆弱性4件を修正

Googleは、「Windows」「macOS」「Linux」向けにブラウザのセキュリティアップデート「Chrome 94.0.4606.81」をリリースした。

今回のアップデートでは、CVEベースで4件の脆弱性を解消した。いずれも重要度は4段階中2番目にあたる「高(High)」とレーティングしており、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

具体的には、ヒープバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2021-37978」「CVE-2021-37979」や「Use After Free」の脆弱性「CVE-2021-37977」を修正。さらにサンドボックスにおける実装に起因する脆弱性「CVE-2021-37980」に対処した。

同社では、今後数日から数週間で同アップデートを展開していく予定。また「Chromium」でこれら修正が行われたことを受け、マイクロソフトでは最新ブラウザ「Microsoft Edge 94.0.992.47」をリリースしている。

(Security NEXT - 2021/10/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

インフラアクセス制御基盤「Teleport」に認証回避の脆弱性
XML処理ライブラリ「libxml2」に複数の脆弱性
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も