Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google、「Chrome 94.0.4606.61」をリリース - 悪用コードが公開済み

Googleは、現地時間9月24日に「Windows」「macOS」「Linux」向けに脆弱性を修正したセキュリティアップデート「Chrome 94.0.4606.61」をリリースした。すでにエクスプロイトが確認されているという。

今回のアップデートは、外部コンテンツを読み込む「Portals」に明らかとなった解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2021-37973」に対応したもの。前回の安定版は現地時間9月21日にリリースされたばかりで、わずか3日で更新を実施した。

Sergei Glazunov氏とMark Brand氏の支援を受けたGoogle TAGのClément Lecigne氏より、9月21日に同脆弱性の報告があったという。詳細は明らかとなっていないが、Googleではすでにエクスプロイトが出回っていることを把握しているという。

同脆弱性に対応した「Chromium」のアップデートを受けて、マイクロソフトでも、新版となる「Microsoft Edge 94.0.992.31」をリリースした。

(Security NEXT - 2021/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正