Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Windows印刷スプーラーサービス」にあらたなゼロデイ脆弱性 - MSがパッチ開発中

CVE番号は7月19日に採番されており、マイクロソフトは脆弱性について、悪用は把握していないものの、すでに公開済みであると説明。対象となる製品は調査中としており、アップデートの開発についても進めているという。

脆弱性の影響を回避するには「Windows印刷スプーラーサービス」を停止し、無効化する必要があるとし、具体的な対策をアドバイザリで示した。

「Windows印刷スプーラーサービス」に関しては、脆弱性「PrintNightmare」が明らかとなり、度重なる修正が行われ、8月の月例セキュリティ更新においても「CVE-2021-34481」に対処したとしているが、今回のアドバイザリにおいて「PrintNightmare」との関連性については言及していない。

今回公表された脆弱性について、Accenture傘下であるFusionXのVictor Mata氏は、2020年12月20日に同氏が報告した脆弱性が、「Windows印刷スプーラーサービス」関連の問題として今となって認められたと指摘した。

(Security NEXT - 2021/08/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み