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攻撃プランを自動生成する脆弱性評価用の模擬攻撃ツール - OSSで公開

東芝と米Peraton Labsは、模擬攻撃により重要インフラの産業制御システムにおける脆弱性を評価できるツール「Automated Attack Path Planning and Validation(A2P2V)」を開発した。

同ツールは、発電所や工場、水道、交通、ビル施設などの社会インフラで稼働する制御システムに対し、サイバー攻撃のシナリオをもとに模擬的に攻撃を行うことで脆弱性を評価できるペネトレーションテストツール。

制御システムのシステム構成データと、一般に公開されている攻撃技術を組みあわせ、制御システムに対するサイバー攻撃のシナリオを自動で生成することが可能。模擬攻撃により脅威の影響を明らかにすることで、対策の優先順位付けが可能になるとしている。

両社は、すでにサンプルプログラムをApache License 2.0のオープンソースとしてGitHubに公開しており、Black Hat USA 2021にて発表する予定。今後はオープンソース化をはじめ、セキュリティコミュニティや関連団体との連携を積極的に進めていくという。

(Security NEXT - 2021/08/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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