Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware ESXi」に2件の脆弱性 - 認証バイパスのおそれ

VMwareは、「VMware ESXi」「VMware Cloud Foundation」の脆弱性に対応するセキュリティアップデートをリリースした。

「ESXi 7.0」「同6.7」「同6.5」や「VMware Cloud Foundation 4.x」「同3.x」に2件の脆弱性「CVE-2021-21994」「CVE-2021-21995」が明らかとなったもの。

「CVE-2021-21994」は、「ESXi」で利用する「SFCB(Small Footprint CIM Broker)」において、細工したリクエストにより認証をバイパスされるおそれがある脆弱性。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「7.0」と評価されており、同社では重要度を4段階中2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。

また「ESXi」の「OpenSLP」にサービス拒否が生じるおそれがある脆弱性「CVE-2021-21995」が判明した。「CVSSv3.1」の基本値を「5.3」とし、重要度は上から3番目にあたる「中(Moderate)」としている。

同社では、これら脆弱性を解消するアップデートをリリースした。ただし、「VMware Cloud Foundation 4.x」に関しては、パッチの提供を保留中としており注意が必要。

(Security NEXT - 2021/07/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開