Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

SSOサーバ「ForgeRock AM」にRCE脆弱性、すでに被害も - 「OpenAM」も注意を

認証やフェデレーション機能を提供する認証サーバ「ForgeRock Access Management」にリモートより攻撃が可能となる深刻な脆弱性が判明し、すでに悪用も確認されているとして注意が呼びかけられている。

「ForgeRock AM」において、安全ではないデシリアライゼーションに起因し、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2021-35464」が明らかとなったもの。

同脆弱性が悪用されると、サーバより認証情報や証明書を抽出されたり、不正なプログラムを設置され、さらなる攻撃に悪用されるおそれがある。ForgeRockでは6月23日にアドバイザリを公開。脆弱性の重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングして注意を呼びかけている。

問題の脆弱性は、「同6.5.3」をはじめ、「同6.0.0.x」以降に存在するほか、旧バージョンにも影響。オープンソースの「OpenAM」も同脆弱性の影響を受けるとしてオープンソース・ソリューション・テクノロジがアドバイザリをリリースした。

オーストラリアサイバーセキュリティセンター(ACSC)によれば、すでに同脆弱性を悪用して、マルウェアやツールを埋め込む攻撃が展開されており、オーストラリアの複数組織で被害が確認されているという。これを受けて米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)も注意喚起を行った。

同社では「同7」にて脆弱性を修正したほか、「同6.5.3」から「同6.0.0.x」に対してパッチを用意するとともに、回避策をアナウンスした。あわせて同製品が最小限の権限で動作していることを確認するよう求めている。またオープンソース・ソリューション・テクノロジも「OpenAM」の暫定的な回避策についてアナウンスしている。

(Security NEXT - 2021/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache Tomcat」に脆弱性8件 - 「クリティカル」評価の脆弱性も
Android版「Firefox」に暗号関連の脆弱性 - 修正版が公開
「Splunk Enterprise」に複数の脆弱性 - 修正版が公開
「PHP」脆弱性、2024年に兆候把握も修正難航 - 公開前に混乱
「PHP」に2件の深刻なRCE脆弱性 - アップデートを公開
「Node.js」に脆弱性10件 - Brotli圧縮データの処理でRCEのおそれ
HPEの無線LAN向けOSに多数の脆弱性 - クリティカルが33件
侵入検知エンジン「Snort 3」に複数の脆弱性 - Cisco製品にも影響
Ciscoのビデオ会議製品に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
「PHP」の深刻なRCE脆弱性「PHP2Shell」 - 悪用試行を観測