複数従業員のメールアカウントに不正アクセス - モリサワ
フォント製品の開発、販売を手がけるモリサワは、複数従業員のメールアカウントが不正アクセスを受けたことを明らかにした。関連性は不明だが、同社従業員になりすましたフィッシングメールも出回っているという。
同社によれば、同社従業員3人が利用するメールアカウントが、5月4日以降、海外から複数回にわたり不正アクセスを受けていたことが判明したもの。
同アカウントが、迷惑メールなど意図しないメール送信の踏み台に悪用された痕跡は確認されていないが、メールボックス内の内容を取得された可能性があるという。対象となる取引先や個人情報の件数などは具体的に明らかにしていない。本誌では同社に取材を求めたがコメントは得られなかった。
また不正アクセスとの関連性はわかっていないが、同社従業員とのやり取りを装う英文のフィッシングメールが確認されており、今回の不正アクセスも、5月26日に同様のフィッシングメールが同社宛に複数届いたことをきっかけに調査を実施したことから判明したという。
同社では、不正アクセスを受けたメールアカウントのパスワードを変更。パソコンにおけるマルウェアの感染状況を確認し、感染被害が生じていないことを確認した。情報流出の可能性を踏まえ、対象となる取引先に連絡を取っており、同社従業員になりすますメールへ注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/07/08 )
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