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日本空港給油でランサム感染被害 - 航空機給油業務に影響なし

航空機の給油業務などを提供する日本空港給油(JAFS)は、サーバが不正アクセスを受けてランサムウェアに感染したことを明らかにした。給油業務への影響は出ていないという。

同社によれば、6月21日早朝より同社内のネットワークにおいて障害が発生し、調査を行ったところ、不正アクセスを受けてサーバがランサムウェアに感染し、データが暗号化されたことが判明したもの。

攻撃者からは、サーバ内のデータ復旧を交換条件に、暗号資産(仮想通貨)を支払うよう要求があったという。ただし、データ窃取に関する言及はなかったとしている。

ランサムウェアの種類や、サーバ内部における個人情報や機密情報の有無など、詳細は明らかにしておらず、現在調査中であるとしてコメントは得られなかった。

同社では、所管官庁へ報告するとともに警察へ相談。引き続き調査を進めている。また今回の障害による同社給油サービスへの影響については、関連業務を含めて否定している。

(Security NEXT - 2021/06/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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