Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

4人に3人が企業からのSMSを警戒 - スミッシング被害経験は4.9%

消費者の4.9%がスミッシングによる被害を経験したことがあるとの調査結果をNTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションが取りまとめた。

同社が、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を用いたフィッシング、いわゆるスミッシングについてインターネットでアンケート調査を4月に実施し、結果を取りまとめたもの。企業からのSMSを受け取ったことがある10代から60代までの男女1092人が回答した。

企業から受信したSMSの送信元や内容に73.9%がなりすましの不安を感じたことがあると回答。不安を感じたことがある回答者にその際の対応を尋ねたところ、「URLを開かない(74.1%)」「内容を無視する(48.9%)」「同様の内容があるかインターネットで調べる(48.9%)」といった対応が目立った。

一方、SMSによる詐欺被害の経験を尋ねたところ、回答者全体の4.9%が「ある」と答えたという。

20210621_no_001.jpg
なりすましの不安を感じたときにとった行動(グラフ:NTTコムOMS)

(Security NEXT - 2021/06/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
フィッシングURLが急増 - 4割近くが「Cloudflare Workers」のドメイン
不正送金被害が前年比5倍と過去最悪 - 年末年始もフィッシング攻撃に警戒を
フィッシング報告が大幅減 - 攻撃者も「DMARC」を意識
J-CSIP、24件の脅威情報を共有 - 標的型攻撃は5件
フィッシング報告が3割増 - 15万件超えで過去最高に