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「Chrome」にアップデート、ゼロデイ脆弱性を修正

Googleは、「Windows」「macOS」「Linux」向けに最新版ブラウザ「Chrome 91.0.4472.114」をリリースした。今回修正された脆弱性の一部は、すでに悪用が確認されている。

今回のアップデートでは、シェア機能、タブブループ、WebGL、WebAudioなどに明らかとなった4件の脆弱性を修正した。いずれも解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性だという。

4件ともに重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされており、「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。しかしながら、「WebGL」に明らかとなった脆弱性「CVE-2021-30554」は、すでに悪用を確認しているという。

同社では、今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-30554
CVE-2021-30555
CVE-2021-30556
CVE-2021-30557

(Security NEXT - 2021/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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