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SAP、6月の月例パッチを公開 - 適用優先度高い脆弱性も

「CVSSv3.0」のベーススコアで見ると、「SAP NetWeaver AS for JAVA」における「XML」の検証不備の脆弱性「CVE-2021-27635」が「8.7」で続いた。

また4月の月例セキュリティパッチで修正された「SAP Commerce」の脆弱性「CVE-2021-27602」についても、前月に続き「Hot News」とレーティングし、引き続き注意を呼びかけている。脆弱性を悪用されると、リモートよりコードを実行されるおそれがあり、「CVSSv3.0」のベーススコアも「9.9」と高い。

今回のアドバイザリで対応が呼びかけられている脆弱性は、CVEベースで以下のとおり。

CVE-2021-21473
CVE-2021-21490
CVE-2021-27597
CVE-2021-27602
CVE-2021-27605
CVE-2021-27606
CVE-2021-27607
CVE-2021-27610
CVE-2021-27615
CVE-2021-27620
CVE-2021-27621
CVE-2021-27622
CVE-2021-27623
CVE-2021-27624
CVE-2021-27625
CVE-2021-27626
CVE-2021-27627
CVE-2021-27628
CVE-2021-27629
CVE-2021-27630
CVE-2021-27631
CVE-2021-27632
CVE-2021-27633
CVE-2021-27634
CVE-2021-27635
CVE-2021-27637
CVE-2021-27638
CVE-2021-27639
CVE-2021-27640
CVE-2021-27641
CVE-2021-27642
CVE-2021-27643
CVE-2021-33659
CVE-2021-33660
CVE-2021-33661
CVE-2021-33662
CVE-2021-33663
CVE-2021-33664
CVE-2021-33665
CVE-2021-33666

(Security NEXT - 2021/06/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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