Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「サンリオピューロランド」の運営会社サイトに不正アクセス

サンリオエンターテイメントのコーポレートサイトが不正アクセスを受け、サンリオピューロランドのファンクラブ会員に関するメールアドレスが外部に流出した可能性があることが明らかとなった。

同サイトを運営するサンリオエンターテイメントによれば、5月30日19時半過ぎから翌31日21時前にかけて、SQLインジェクションの脆弱性をつく不正アクセスを受けたという。同社においてサイトをチェックした際にエラーが表示され、調査を行ったところ被害が判明した。

今回の不正アクセスにより、「ピューロランドファンクラブ」の会員や仮会員登録者のメールアドレス4万6421件が外部に流出した可能性がある。SQLインジェクションにより参照できたデータは、メールアドレスのみとしており、氏名や住所、生年月日、クレジットカード情報の流出については否定している。

今回の問題を受け、対象となる顧客に対しては、6月5日にメールで経緯を説明するとともに謝罪。今回の問題に関連し、同社よりメールや電話、書面などを通じて個人情報を尋ねることはないとして注意を呼びかけた。

また不正アクセスへの対策を講じたほか、コーポレートサイトとあわせて、不正アクセスは確認されていないが、「サンリオピューロランド」のウェブサイトの安全性についても再検証を実施。ウェブサイト開発管理体制の強化を図ったとしている。

(Security NEXT - 2021/06/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
先週注目された記事(2024年4月14日〜2024年4月20日)
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市