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国交省のシステム情報やメアド7.6万件が流出 - 委託先の富士通から報告

富士通のプロジェクト情報共有ツール「ProjectWEB」が不正アクセスを受けた問題で、国土交通省は、同省システムに関する情報が外部に流出したことを明らかにした。

同省では、システム関係業務を富士通に委託していたが、同社が管理運営する「ProjectWEB」が不正アクセスを受けたもの。5月14日夕方に同社より最初の報告が寄せられたという。

原因や流出の範囲など詳細は調査中だが、同省のメール関連システムに関する構成機器の情報や、同省職員のメールアドレス、外部からの登録者もいる同省メーリングリストの登録情報など、少なくとも約7万6000件分のメールアドレスなどが対象に含まれることが判明しているという。

5月26日の時点で機器に関する情報が流出した同省システムに対する不正アクセスは確認されておらず、業務への影響も出ていないという。

富士通では、同ツールの運用を停止。同省では、同社に対して、原因や不正アクセスにより流出した情報について引き続き調査し、報告するよう求めた。

また情報流出が判明したメールアドレスの使用者に対して、個別に連絡を取るとともに、セキュリティ対策の強化を図っていくとしている。

(Security NEXT - 2021/05/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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