Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Bluetoothに複数の脆弱性、なりすましや中間者攻撃のおそれ

一方「Meshプロファイル 1.0」と「同1.0.1」をサポートするデバイスでは、「CVE-2020-26560」が明らかとなった。「AuthValue」を保有するように見せかけ、「ネットワークキー(NetKey)」や「アプリケーションキー(AppKey)」を発行させることが可能になるという。

さらにプロビジョナーの公開鍵、プロビジョニング確認値、プロビジョニングランダム値、プロビジョニング手順で使用する公開鍵より、「AuthValue」を計算により割り出すことが可能な脆弱性「CVE-2020-26559」が判明。

さらにエントロピーが十分でない「AuthValue」に対してブルートフォース攻撃が可能となる脆弱性「CVE-2020-26557」や、プロビジョニング手順において、タイムアウト前に使用された「AuthValue」を特定できる場合に「NetKey」を特定できる「CVE-2020-26556」なども明らかとなっている。

これら脆弱性の判明を受け、Bluetooth SIGでは、参加する会員企業と情報共有を進めており、必要に応じてパッチを提供するよう求めた。利用者に対しても、デバイスやOSの開発元から提供される更新プログラムをインストールするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/05/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応