NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
NVIDIAが提供する「GPUディスプレイドライバ」や仮想GPU(vGPU)ソフトウェアに脆弱性が明らかとなった。セキュリティアップデートが提供されている。
Linux向けに提供しているGPUディスプレイドライバでは権限昇格の脆弱性「CVE-2025-23244」が判明。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、「CVE-2025-23244」が「7.8」、重要度は「高(High)」とされている。
また「vGPUソフトウェア」では、仮想マシンからグローバルリソースへアクセス可能となる脆弱性「CVE-2025-23245」や、制御不能なリソースを消費する脆弱性「CVE-2025-23246」が明らかとなった。
いずれも「Virtual GPU Manager」に起因し、WindowsやLinux環境においてサービス拒否が生じるおそれがある。CVSS基本値は「5.5」、重要度は「中(Medium)」とした。
同社では、Linux環境向けに「GeForce」「NVIDIA RTX」「Quadro」「NVS」「Tesla」のドライバのアップデートを提供。
「Citrix Hypervisor」「VMware vSphere」「Red Hat Enterprise Linux KVM」「Ubuntu」「Microsoft Azure」「Microsoft Windows Server」向けに「Virtual GPU Manager」向けのアップデートを提供している。
(Security NEXT - 2025/04/25 )
ツイート
PR
関連記事
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正