Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開

SonicWall製ファイアウォールが搭載する「SonicOS」にあらたな脆弱性が明らかとなった。リモートよりDoS攻撃を受けるおそれがあるという。

現地時間2025年4月23日にセキュリティアドバイザリを公開したもの。「SSL VPN」の仮想オフィスインタフェースにおいて、NULLポインタ参照に起因し、ファイアウォールがクラッシュしてサービス拒否が生じる脆弱性「CVE-2025-32818」が確認された。

悪用には認証を必要としておらず、リモートより悪用が可能だという。「SonicOS 7.1.3-7015」から「同7.1.1-7040」までや、「同8.0.0-8037」および以前のバージョンを搭載した一部モデルが影響を受ける。「同7.0.x」については対象外としている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「7.5」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。

同社は対象機種に対して脆弱性を解消した「SonicOS 8.0.1-8017」「同7.2.0-7015」をリリース。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
Adobeが定例アップデート - 8製品29件の脆弱性を修正
「Symfony」に脆弱性 - アクセス制御ルールが回避されるおそれ
ベクトルDB「Milvus」に深刻な脆弱性 - クラスタ乗っ取りのおそれも
GitLabがセキュリティアップデート - 脆弱性9件に対処