Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

新型コロナの入院患者情報をメールで誤送信、宛先入力ミスで

市立旭川病院において、新型コロナウイルス感染症の入院患者に関する個人情報が記載されたファイルを誤って第三者にメールで送信するミスがあったことがわかった。

同院の事務職員が5月10日、症例研究を行うとする同院医師に対して、新型コロナウイルス感染症の患者に関する個人情報を含んだファイルをメールで送信したが、誤ったメールアドレスを入力するミスがあったという。

送信先は医師が個人で利用する「Gmail」のメールアドレスだったが、翌11日にファイルが届いていないとの同医師による指摘で、メールアドレスのユーザー名に誤りがあったことが判明した。不着の通知などもなく、第三者に届いたものと見られる。

ファイルには、新型コロナウイルス感染症の入院患者21人分の氏名、生年月日、年齢、入院病名、入退院日、血液検査結果値などを記載。本来、院外へ個人情報を送信する際は、個人情報の記号化や暗号化など対策を講じる必要があるが、ファイルの暗号化などは行われていなかった。

(Security NEXT - 2021/05/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
メール誤送信で事業所担当者のメアド流出 - やまがた産業支援機構
オーダースーツアプリのサーバに大量アクセス、顧客情報が流出 - コナカ