「Adobe Experience Manager」に深刻な脆弱性
Adobe Systemsは、同社マーケティングツール「Adobe Experience Manager(AEM)」のセキュリティアップデートをリリースした。深刻な脆弱性に対処したという。
今回のアップデートは、2件の脆弱性を修正したもので、「格納型クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性「CVE-2021-21084」や、アクセス制御不備の脆弱性「CVE-2021-21083」に対応した。
「CVE-2021-21084」は、重要度が3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。「CVE-2021-21083」は1段階低い「重要(Important)」。
同社は、脆弱性に対処した「同6.5.8.0」「同6.4.8.4」をリリースし、「AEM Cloud Service」においても修正を実施した。適用優先度は、30日以内を目安にアップデートを講じるよう求める3段階中2番目にあたる「2」とし、対応を呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/05/12 )
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