Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Citrix Workspace App」に権限昇格の脆弱性 - アップデートを公開

Citrix Systemsは、リモートアクセスソリューション「Citrix Workspace App」の脆弱性を解消するセキュリティアップデートをリリースした。

同社によれば、同製品においてアクセス制御に問題があり、ローカル環境においてシステム権限を取得されるおそれがある権限昇格の脆弱性「CVE-2021-22907」が明らかとなったもの。

Windows版で、管理者権限を持つアカウントを使用して同製品をインストールした場合にのみ、脆弱性の影響を受けるとしている。またWindows以外のプラットフォームについては脆弱性の影響を受けない。

同社は、「同2105」「同1912 LTSR CU4」および以降のバージョンで脆弱性を修正済みとしており、同バージョン以降へアップデートをするよう注意を喚起。自動更新が有効の場合は、更新済みのバージョンとなっているか確認するよう求めている。

(Security NEXT - 2021/05/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消