Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VR空間プラットフォーム「Hubs Cloud」に認証情報流出のおそれ

Mozilla FoundationのVR空間構築プラットフォーム「Hubs Cloud」に深刻な脆弱性が明らかとなった。すでに脆弱性は修正済みとする一方、修正以前に悪用された場合、認証情報を取得されているおそれがあり、利用者に注意を呼びかけている。

「Hubs Cloud」を構成する「Reticulum」において、プロクシ構成に脆弱性「CVE-2021-29954」が判明したもの。内部URLへのアクセスを過大に許容していたため、Hubs Cloudインスタンスの認証情報へアクセスが可能となっていた。Mozillaでは重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

AWS Marketplaceにおいて、すでに既存およびあらたなインスタンスに対してパッチを適用済みとしているが、パッチ適用前に脆弱性を悪用された場合、認証情報を取得されているおそれがあるため、実行中のインスタンスについてログより悪用の有無を確認するよう利用者へ注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2021/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「SonicOS」脆弱性、悪用の可能性 - 「SSL VPN」経由で攻撃のおそれも
分析ツール「Kibana」に2件の「クリティカル」脆弱性
8割超のランサム攻撃がVPNやRDP経由 - 警察庁が注意喚起
「Webmin」にループDoS攻撃受ける脆弱性 - 最新版に更新を
ロードバランサー「LoadMaster」にCVSS最高値の脆弱性
WP向け人気キャッシュプラグインに深刻な脆弱性 - 8月に続き再度修正
「Atlassian Confluence」の既知脆弱性狙う攻撃が6月より増加
ランサムウェア「RansomHub」が猛威 - 7カ月で200件超の被害
「One Identity Safeguard」に深刻な脆弱性 - 特定環境下で影響
ネットワーク監視ツール「Progress WhatsUp Gold」に深刻な脆弱性