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「Salesforce」設定不備で顧客情報に外部アクセス - 静岡銀

他社において、「Salesforce」の設定ミスが判明したことから、同行では2020年12月に調査を実施。調査当時に入力された情報について、外部より閲覧できないことを確認したが、以降も他社で設定不備の発表が相次いだため、2021年2月初旬より再度調査を行ったところ、7月19日以前に入力された情報については、外部より閲覧できる状態だったことが判明した。

2月の再調査から発表までに約2カ月を要したが、同行は情報やログの入手、セカンドオピニオンなど実施したほか、顧客への連絡などを行っていたため、時間を要したという。

他社において、同クラウドサービス上で暗号化して保存していた情報が、特定の経路よりアクセスすると平文で閲覧できたケースが判明しているが、同行はこうした事例も踏まえて調査を行い、「暗証番号」「パスワード」を第三者が閲覧できないことを確認したと強調した。

同行では、対象となる顧客に経緯を説明して謝罪。また本人確認書類に関しては、異なるシステムで管理しており、第三者によるアクセスの心配はないとしている。

(Security NEXT - 2021/04/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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