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「Salesforce」のアクセス権限設定で不備 - コナミ関連2社

コナミデジタルエンタテインメントとコナミアミューズメントは、外部クラウドサービスの顧客管理システムに設定の不備があり、顧客の個人情報が外部からアクセスされたことを明らかにした。

同社によれば、顧客管理に利用していたセールスフォース・ドットコムのクラウドサービス「Salesforce」において、アクセス権限の設定に不備があったもの。

1月4日に外部から指摘があり、問題が判明。12月下旬に明らかとなった他社情報に基づき、社内で調査を開始したタイミングだったという。

設定を変更し、調査を行ったところ、ログインID、メールアドレス、電話番号、問い合わせ内容など両社あわせて35人分の顧客情報が外部よりアクセスを受けていたことが判明した。ログインIDに紐づく氏名や住所、電話番号などの情報に関しては、異なるシステムで管理しており、流出の可能性はないとしている。

設定不備によりアクセスが可能となっていた期間や、外部からアクセスを受けた回数については「回答を差し控える(コナミデジタルエンタテインメント広報)」としてコメントは得られなかった。

同社では、第三者により個人情報へのアクセスが確認された顧客に対して、事情を説明するとともに謝罪を行っている。また今回の事態を受けて金融庁に対して報告を行った。

(Security NEXT - 2021/03/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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