Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Bridge」や「Photoshop」など複数Adobe製品に深刻な脆弱性

Adobe Systemsは、複数の同社製品向けにセキュリティアップデートをリリースした。深刻な脆弱性を修正したという。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせて、「Adobe Bridge」「Adobe Photoshop」「Adobe Digital Editions」「RoboHelp」向けにアップデートをリリースしたもの。いずれも脆弱性の悪用は確認されていないという。

「Adobe Bridge」では、メモリ破壊や域外メモリへの書き込み、「Adobe Photoshop」ではバッファオーバーフローなど、コードの実行につながる脆弱性を修正。さらに「Adobe Digital Editions」では、権限昇格の脆弱性など、「RoboHelp」を除き、いずれも3段階中もっとも重要度が高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性を解消している。

一方、今回公開されたアップデートの適用優先度は、いずれも3段階中もっとも低い「3」とレーティングされており、任意のタイミングで更新を実施するよう求めている。

(Security NEXT - 2021/04/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
Cisco、セキュリティアドバイザリ9件を公開 - 「Blast-RADIUS」の影響も
「Cisco SSM」に深刻な脆弱性 - 攻撃者によりパスワード変更可能
「Magento」「VMware vCenter」など脆弱性3件の悪用を確認 - 米当局が注意喚起
「Apache HTTPD」が今月3度目のセキュリティアップデート
SonicWallのVPN関連で複数の脆弱性 - アップデートが公開
「Apache HugeGraph」の深刻な脆弱性を狙うアクセスが増加
「Java SE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Ivantiがアドバイザリを公開 - エンドポイント管理製品などに脆弱性
「Apache Airflow」に脆弱性 - アップデートが公開