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「vROps Manager」の深刻な脆弱性 - 実証コードも確認

VMwareの「VMware vRealize Operations」に複数の脆弱性が見つかった問題で、一部脆弱性では実証コード(PoC)なども確認されていることがわかった。

同製品に含まれる「VMware vRealize Operations Manager」に「サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)」の脆弱性「CVE-2021-21975」や、任意の場所にファイルの書き込みが可能となる脆弱性「CVE-2021-21983」が明らかとなったもの。

脆弱性を報告した研究者が所属するPositive Technologiesでは、これら脆弱性を組み合わせることで、認証なしにリモートより任意のコードが実行可能になると指摘している。VMwareにおいても、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

脆弱性は、非公開でVMwareに報告されたものだが、JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)によれば、すでにSSRFの脆弱性「CVE-2021-21975」について脆弱性の実証コードや、脆弱なシステムを探索するスキャナーに関する情報を確認しているという。

2件の脆弱性を組み合わせることで、大きな影響を及ぼすおそれがあり、製品の利用者に対して早急に対応を検討するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/04/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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